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2025年5月9日(金) 10:30~12:00、2024年度第19回となる「みらいつくり哲学学校オンライン」を開催しました。
奇数回は今年度も変わらず、ちくま新書『世界哲学史』を「折りたたみ」で読んでいきます。
第19回は、『世界哲学史』の4巻5章「トマス情念論による伝統の理論化」についてです。章の内容は、1.基本概念と思想源泉、2.多様な情念をどう理解するか、3. 情念論の目的と背景、という章立てでした。
ディスカッションの時間は、「トマス・アクィナス関連の書籍には情念論がメインで取り扱われているものは少ない」という話から始まりました。また、本文に掲載されていた情念の地図についての考察をしていました。
トマスの情念の地図の中には、「怒り」というものがありました。皆さん、怒りの対義語はなんだと思いますか?
次回、第21回(偶数回)は5月23日(金)10:30~12:00、ジュディス・バトラー『ジェンダートラブル』 「第2章 禁止、精神分析、異性愛のマトリクスの生産」の第4節を扱います。
第22回(奇数回)は、6月13日(金)10:30~12:00、ちくま新書『世界哲学史』より「5巻7章」部分を扱います。
参加希望や、この活動に興味のある方は、下記案内ページより詳細をご確認ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。
執筆:吉成亜実(みらいつくり研究所 リサーチフェロー兼ライター)
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