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第13回みらいつくり映画同好会 開催報告

10月15日(木)に第13回みらいつくり映画同好会を開催しました。

課題作品は『ザ・スクエア 思いやりの聖域』、参加者は9名(内ラジオ参加2名)でした。

以下のような感想の交流がありました。
・僕は途中で見るのをやめてしまいました。
・スウェーデンのイメージはポップでカジュアルなものでしたが、この映画に出てくるものは一つ一つがシュールでした。この映画に見ている自分自身が試されていると思いました。頑張らないと寝ちゃう映画でした。ついていない人の一日なのかなと思いました。
・見終わった後に疲労感がすごかったです。「思いやり」がテーマなんだろうと思って観ましたが、何を伝えたいのかわかりませんでした。最後の最後に自分勝手な主人公が誠意を見せるようなシーンがあります。それでもこの映画の中で「思いやり」はいつでも一方通行だと思いました。
・今まで見たことのないタイプの映画でした。訳がわかりませんでした。
・「良い映画だった」と言ってしまう映画でした。全員が少しずつ「偏見」をもっています。絶対悪がいるわけではありません。「偏見」は「こだわり」や「信念」と紙一重でした。それらがこの映画で描かれる表現の自由の問題や移民の問題、集団心理の問題につながっていることを批判しているんだと思いました。私もそうですが、現代芸術をみるときに、わかったふりをしてしまいます。この映画もその一つなんだと思います。私なんかは「いい映画ですね」と背伸びしてしまう。主人公がまさにそんな感じでした。まるで理解したかのように振る舞うことを批判しているんだと思いました。
・ヨーロッパ流の風刺なんだと思います。文化が違うと一つの作品に対する評価も変わってきます。社会保障に関わる人たちはスウェーデンやデンマークは素晴らしい国だと崇めるけれど、彼らの中にも人間性の面白さや違いがあるんですね。

次回は10月28日(水)13:00〜14:00、
課題作品は『風をつかまえた少年』です。
詳しくは告知をご覧ください!お楽しみに!
第14回みらいつくり映画同好会のお知らせ