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テクてくLab_vol.3

「重度の障害があっても、ボタンひとつ押せるだけでこんなに出来ることが増えるのか、ということに驚いた」
と、支援者の方が言うのを聞いて、私は“ボタンひとつ押せるだけで、周りの人の見る目や関わり方がこんなに変わるのか”ということに驚きました。
「どんな子どもにも可能性があることを伝えたい」「子どもたちの“できる”にみんなで寄り添っていきたい」、そんな思いでスイッチや視線入力などAT(アシスティブテクノロジー)の普及に尽力するNPO法人Rumah kita代表の吉田美知代さんは、自身も重症心身障害を持つ子どものお母さんでもあります。我が子も含め、たくさんの子どもたちの可能性を広げてきた経験を持つ吉田さんが、親御さんや支援者の皆さんの「誰に聞けばいいんだろう?」に応えるために開催しているイベントがテクてくLabです。スイッチやインターフェース等の製作指導だけでなく、おもちゃの改造相談、活用方法のアドバイス、見学やおしゃべりだけ…などなど、どなたでもどんなご相談でも歓迎です。

医療人稲生会 理学療法士 喜田