2025.7.22
第34回手稲夏あかりに参加しました.
北海道科学大学の手稲夏あかりに関するページはこちら↓
https://www.hus.ac.jp/news/detail/bf878595a4c768895ae94be87021e2b885e253f6-19672/
私は,手稲自立支援協議会の一員として,縁日を担当する一人として参加しました.
私は現地で初めて参加しましたが,たくさんの人がいて驚きました.
別の場所で時々会う方にも偶然会いました.
私が「今年初めて来たんです」と話すと驚かれました.
その方は,娘が小学生の時,もう10年以上前から来れる時には家族で参加しているそうです.
娘が小学校で夏あかりのちょうちんを制作したことが参加のきっかけだったそうです.
すごいイベントがあるもんだな,手稲って素敵な地域なんだなと思いながら半日過ごしました.
(お仕事として参加した私も,応援に来てくれた妻と息子も,家に帰る時にはぐったり疲れていました.)
7月22日(火),どんぐりの森で子どもたちの送迎車を運転しました.
(私は,週に何度か,どんぐりの森で運転手をしているのです.)
送迎中に,同乗している花田さんが話しかけてくれました.
「かいさん,手稲夏あかりには参加したんですか?」
私は,初めて参加したこと,たくさん人がいたこと,ずっと続いているすごさなどを話しました.
花田さんは,
「特定の人じゃないと参加できないイベントじゃないってすごいですよね」
と言いました.
話をしていくと,少しずつ意味がわかってきました.
確かに,イベントによっては,参加者がある程度限られています.
町内会主催のお祭りは,町外から参加することを断られるわけではないのかもしれませんが,なんとなく,町内会員じゃないと参加しちゃいけないような雰囲気があります.
今,稲生会で企画が進んでいる「家族交流会」は,稲生会の患者家族がお互いに,また稲生会の職員とも交流する場として開かれています.稲生会の患者じゃない人が参加したいと言ったとき,すぐに断ることはしないのかもしれませんが,企画をしている私たちは参加したい理由を知りたくなるような気がします.
先日,私は江別で毎年開かれている「江別やきもの市」に行ってきました.私は,私の親戚が毎年出店しているので差し入れを持って顔を出すのが習慣になりつつあります.「江別やきもの市」は,参加者が限られているわけではないような気がします.
昨日,家族でドライブをしていて,あるライブハウスの近くを通りかかると,同じTシャツを着ている人たちとすれ違いました.助手席に座っていた妻は「なんのライブだろう」と呟いて,その人たちのTシャツの背中をじーっと観察していました.ライブのイベントは「チケットを買った」ということが参加の条件となっているような気がします,時々,チケットを買えなかった人たちが会場周辺で音漏れを聞く様子がニュースになりますが,会場の内と外には明確な線が引かれています.
私たちが稲生会として主催するイベントには,なんらかの見えない「参加の限定性」があるのかもしれません.
(「参加の限定性」なんて言葉はおそらくありません,なんて言っていいかわからずいるので良い言葉あったら教えてください.)
「障害の有無によらずともに学ぶ場を創る」と掲げるみらいつくり大学にも,なんらかの「参加の限定性」があるような気がします.
この「参加の限定性」は,必ずしも良いものとも悪いものとも言えないような気がします.
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手稲夏あかりに参加して,そんなことを考えています.
もやもやは続きます.
個人的なハイライトは,縁日のひもくじの景品の駄菓子の袋詰め作業でした.
7月18日(金),
「当日雨降ったらどうしようね」と言いながら,
大人たちで10万円!分の駄菓子を囲んで,
ぐるぐる回りながら袋詰め作業をしました.
夏あかり当日に,息子がひもくじで当てた駄菓子を分けてもらいました.
久しぶりに食べた「ビッグカツ」がとても美味しかったです.
みらいつくり研究所
松井翔惟