3
2025.10.3公開
10月2日,開店二日目にして本の寄付がありました.
稲生会のどんぐりの森の皆さんから,どんぐりの森の蔵書で重複したものを提供いただきました.
どうしても貸し出しの棚を使いたかったので,私が好きな本をいくつか貸し出し棚に移してあります.
昼過ぎに近隣の小学校から下校途中の子どもたちが足を止めました.
「これなに?」
話しかけてくれたので,
「本屋さんを始めたんだ」
と伝えました.
彼らは「でも,寄り道したらダメだから…」
と歩道から稲生会の敷地には入らないように目を凝らし,
どんな絵本があるのか見つめていました.
私は,
「明日は,歩道の近くに置いておくね」
と伝えました.
昨日,シンカリオンの本が無いことに怒っていた子どもが今日も来ました.
「シンカリオンの本,今はないけれど,ほしいってことを手紙か看板にしたらどうかな?」
と伝えました.
彼は「いいアイデア…」とつぶやいて少し笑っていました.
お母さんが「家で書くかい?」と勧めてくれて,
彼は昨日よりも少し穏やかに帰ってきました.
おじさんが足を止めて看板を見ていました.
私が「古本寄付を始めました」
と伝えると
おじさんは,
「今までこんなところがあるの知らなかったよ」
と言いました.
「昨日から始めたんです」
と話すと,
「そっか」と笑っていました.
稲生会の玄関は,時間によって日の当たり方が違います.
本に直接太陽の光が当たりすぎるのは気になるので,
本棚を少しずつ移動させていたのですが,
昼過ぎの時間には,歩道近くに見えるよう置いてみます.
追伸:
看板が増えました.
2025.10.2
みらいつくり研究所
手稲まちごと巻き寿司文庫 店主 まついかい